リンデロンVやリドメックスなどステロイドローション(外用液)の適量は?

1歳3ヶ月女の子、小児科。

Rp1 リンデロンVローション 10mL
    1日2回朝、入浴後
    頭

Rp2 ロコイドクリーム    10g
    1日2回朝、入浴後
    顔

Rp3 ヒルドイドソフト軟膏  75g
    1日数回


「ローションの塗る量ってどれぐらいですか?」

ー患者さんの状態ー
ここ最近、全身の肌の乾燥がひどく、頭と首の境目辺りをかゆがっており赤みもある。
口の周りやほっぺに湿疹も出ているとのこと。
子供に市販のクリームなど塗っていいのかわからずスキンケアは全くしていなかった様。
体重10kg弱で併用薬はない。

ほうほう・・。
ステロイドの軟膏やクリームだとFTUで説明すればいいけど、そのローション(外用剤)バージョンね。
はいはい。
FTUについては、↓の記事も参考にしてください。
全身に塗るステロイド軟膏の量が50FTUって多すぎない?

こりゃ、困った・・。
ローションの場合どうやって適量を説明したらいいんだろ??
目安になる量ってあるのかな??
この時は、

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ハーボニー配合錠のPTPシートが処方になったよ。大きいけど粉砕可能?

86歳女性、消化器科。

Rp1 ハーボニー配合錠   1錠
    1日1回朝食後   14日分

 
「大きいけど割っても大丈夫?

ー患者さんの状態ー
C型肝炎と以前からわかっていたようだが、年齢的にもインターフェロンでの治療は行えていなかった様。
本人はとても元気で腎機能も悪くないが、大きい錠剤は苦手とのこと。
家族の方受け取り。
併用薬はウルソとミカルディス。

ハーボニー安くなったとはいえ、薬価は、
1錠:54796.90円
とまだまだ高い。
12週で約460万円・・。
86歳の方への処方は一般的なんでしょうかね??
インタビューフォームでは海外の第3相試験が18~80歳、国内の第3相試験では28~80歳までの範囲になってます。
まぁ明確に何歳までOKで何歳はダメってのはないんでしょうけど・・、たぶんこの方はギリギリですよね・・。
元気と言うのもポイントなのかもしれません。
ちなみに、添付文書の高齢者への投与には、一般に高齢者では生理機能が低下しており、既往歴や合併症を伴っていることが多いので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
となってます。

さて、錠剤は割ってもいいのかな??
考えてもわからん・・。
この時は、

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コムクロシャンプーって頭部尋常性乾癬治療剤が登場。中身はデルモベート!

最近の薬って、より飲みやすいようにいろいろと工夫されてますよね。
ジェネリック医薬品の中には、アドバンスト・ジェネリックって、小型にしたりフィルムにしたりゼリーにしたり・・、風味もよくしたり。
飲みやすさだけじゃなく、医療過誤防止や使用性の向上、環境にも配慮したものなど何かしらの付加価値がついた製剤のことを言います。
まぁ、その分一般的なジェネリック医薬品より値段は少しだけ高いんですけどw

去年の12月にはヘパリン類似物質外用泡状スプレーっての製剤が発売になりましたね。
いろんな剤形出てくるなぁー。
扱い的にはヒルドイドローションのジェネリックになるのかな?

何て思っていたところ、2017年3月2日の医薬品第一部会審議品目・報告品目一覧を見て、まぁビックリ。

コムクロシャンプー0.05%

シャ、シャ、シャ、シャンプー!?

とうとうここまで来たか。

医療用医薬品でシャンプーって初めてだよね!
一般用医薬品でもある??
抜け毛とかフケ用とかの薬用シャンプーでも医薬部外品だよね。

成分は、最も強力な1群strongestに分類されてるクロベタゾールプロピオン酸エステルデルモベートと中身は同じ。
ただ、商品名が成分名と別で、用法や効能効果もデルモベートと異なるのでジェネリック医薬品の扱いではなく新薬になるんですね。きっと。

おや?今日薬局長の机にコムクロシャンプーの資料が置いてありました。
ついにベールを脱ぎましたねw
7月ぐらいの発売になると話してたようですが、製剤見本はないのかな??もらっていないようです。(4/11追記)


コムクロシャンプー資料

隣の病院で採用なんて話にはならなそうですが、ちょっと興味があるので調べてみましょう。

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アクトスの膀胱癌発生リスクは今どうなった?KPNC疫学研究の最終結果。

アクトス(ピオグリタゾン)って、

インスリン抵抗性改善剤と呼ばれていますが、インスリン抵抗性って何?

まずそこからw

インスリン抵抗性ってインスリンが出ていても正常に働いてない状態で、細胞の中にブドウ糖がうまく入っていかず血糖値が下がりません。

アクトスはPPARγって脂肪細胞の核内の転写調節因子、確かピーパーガンマって読むんだったか・・、これを刺激することでパンパンに肥大した脂肪細胞を分化し小さくするのを促進、ブドウ糖を細胞内に入りやすい状態にします。
おぉ、インスリン抵抗性が改善してるw

メトグルコにもインスリン抵抗性改善の作用があったり、何ならARBのミカルディスにもPPARγを刺激する作用があったりしますけど、インスリン抵抗性改善剤と堂々と掲げられる薬は今のところアクトスしかありませんね。

そのアクトスに膀胱癌発生のリスクがあると騒がれたのは平成23年6月。
その時はアクトスが中止になる人もいましたし、リスクについていろいろと患者さんから聞かれることもありましたが、最近はすっかり下火でその後どうなったの?って感じ・・。
まぁ、自ら調べるところまではいってなかったですが、去年の12月の日薬誌を見てたところ、ついにアクトスと膀胱癌のその後の話が載っておりました。
ってか、去年の10月にすでにアクトスの添付文書も改訂になってますね。
ちとご紹介させていただきます。

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ベムリディ錠ってB型慢性肝疾患治療薬の特徴は?テノゼットとの違いは?

最近は勉強不足で新しい薬のチェックもできてないや・・。

ん??

今、偽造品で世間を騒がせてるC型肝炎治療薬ハーボニーで有名なギリアドから、B型肝炎治療薬が今年(2017年)の2月15日に発売になってますね。

ベムリディ錠25mg

成分はテノホビル!?

おや?従来からあるテノゼットと同じじゃない??

テノゼットについてはこちらもご覧あれ。
テノゼットが大きすぎる。粉砕可?バラクルードとの違いは?特徴は?

イヤっ!!

テノホビルにくっついてるものが違うね。
ベムリディは、テノホビル アラフェナミドフマル酸塩錠。
テノゼットは、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩錠。

ほうほう。

んで、その違いは??

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