今日の治療薬と治療薬マニュアルどっちがオススメ?自分なりの比較。

「今年も、今治(こんち)と治マニ(ちまに)買う?」

と、先日、薬局長が他の薬剤師に聞きました。

まず、この略し方は一般的なのか??
漢字で書くと”今治”ってタオルで有名な、あの今治にしか見えない・・。

うちの薬局で今治とは、今日の治療薬のことです。
治マニは伝わりますかね、治療薬マニュアルのことです。
医療関係者でなければ治安マニアか何かを連想しそうかっ・・。

この2冊の本は、毎年買ってるよって薬局多いのではないでしょうか?

うちの薬局長は会社に言って買ってもらうのが面倒らしく、毎年自腹で両方とも買ってくれていますw

私 「ぜひ、今年も買ってください。」

 ・
 ・

買ってもらって言うのも失礼ですが、毎年、薬効毎のタグのシールをきれいに貼るのが結構面倒くさい。
しかも、だいたいあるミスとして、2ページにまたがってシールを貼ってしまい開けないページを作ってしまう・・。

そして、この流れでよく飛び交う質問が・・、

新人君 「今治派ですか?治マニ派ですか?」

出た!!

そのどうでもいい質問。

1年近くも一緒に働いてれば、誰がどの本を触ってるかだいたいわかるでしょ!!
と思いつつ・・、

私 「今治。」

そう答えると、生意気な新人君が言いそうな返答も予想がつく。

新人君 「マジっすか!?薬剤師なら治マニじゃないんですか?普通。今治内容が薄いじゃないですか?」

ハイハイ。
予想通りのムカつく返答。
実際はもっと柔らかい言い方だったと思うが・・w

お前がなんぼのもんじゃい!!

そう、私は治療薬マニュアルをあまり見ません。
慣れてない人にとってはクソ見にくい。
内容が濃いのはわかりますが、さらっと確認のときに見るなら今日の治療薬で十分。
本当に詳しく知りたい情報があるときは、添付文書やインタビューフォームを見てます。
しかも、ちょっと時間が空いた時に各論を勉強するなら、今日の治療薬の薬効毎の最近の動向や薬の特徴・使い方などの解説はすごくわかりやすく、私にはピッタリなんです!
ダメ押しで、治療薬マニュアルの紙が薄すぎ!!

と反論してみる。

そんな、私が押す今日の治療薬が1月11日に発売となっています。
さて、2017年版は新たにどんな改訂があったのか、先に南江堂さんのホームページを見て確認しておきましょう。

1.多剤併用で注意したい高齢者の薬物療法に注目し、解説に「高齢者への投与」を新設。便覧は高齢者への注意喚起マークを挿入。
高齢者の注意
2.便覧は新規追加適応をマークと下線で差別化。
3.配合剤の「逆引き」表記(単剤一般名から配合剤の商品名がわかる)を新設。

とまぁ、ありがたい情報がプラスされてますね。
まだ購入されてない方はぜひ。

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このまま終わっては、治療薬マニュアルファンに怒られてしまいますねw
もちろん使い慣れてる方は使いやすく、情報量も豊富(ハンディサイズ本では唯一「使用上の注意」をすべて収録)で薬剤師向きなのかもしれません。
新人君が言うのもわかります。

本来ならば両方とも使いこなした方が評価しなくてはいけませんね。

治療薬マニュアルは使いこなしてないですが・・、いいと思うところは、

View the embedded image gallery online at:
http://yakuaru.nows.jp/pharmacy/169-169.html#sigFreeId1f2d751739

そう、図解薬理作用と各薬効の最初のページに薬効別一覧。
特に最初のページの薬効一覧は今日の治療薬にも取り入れてほしいものですw

さらに、今日の治療指針

今日の治療指針 2017年版[ポケット判](私はこう治療している)

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とセットで購入すると、電子版利用登録によって、両書籍が自動でリンク!するそうです。

今日の治療指針、うちの薬局にあるのはもう5年ぐらい前のもの・・。
そろそろほしいけど・・、高いよね・・。

治療薬マニュアルもまだ購入されてない方はぜひどうぞ。

治療薬マニュアル 2017

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さて、

あなたはどっち派?

出た!!

どうでもいい質問w

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