薬剤師である私が失敗してしまったこと。プロパデルム編。
『薬局の服薬説明で言ってしまった失礼なこと。』シリーズが、最近は失敗してしまったことについて書いちゃうことが多かったので、そういうシリーズを作ってしまいました。
『薬剤師である私が失敗してしまったこと。』シリーズ・・。
ネーミングそのまま・・w
今回も恥をかいてしまったなぁ・・。
47歳女性、皮膚科。
Rp1 ヒルドイドソフト軟膏 100g
1日数回
Rp2 ロコイド軟膏 10g
1日2回 顔
「あれ?体に使うチューブの出てないの?」
-患者さんの状態-
以前から湿疹やかゆみがあって皮膚科を受診してる患者さん。
最近は症状が落ち着いており、塗り薬がなくなったら受診して処方してもらっている。
前回受診が4月12日で今回はその時と同じ処方だが、前回は体に使うプロパデルム軟膏が余っており処方してもらわなかった様。
今回は余りなく出してほしいとのこと。
前々回にプロパデルム軟膏が処方になったのは去年の9月・・。
うんうん、残薬があって処方を一回カットすると、その次処方されないっていう”あるある”ですね。こりゃ。
疑義照会をかけて追加してもらいましょう!!
隣の病院への疑義照会はFAXでやり取りすることになっているので、
この時は、
「前回は余りありプロパデルム軟膏を処方してもらわなかったそうですが、今回は余りなく必要とご本人様が申しております。
ご確認お願いいたします。」
的なFAX送信・・。
そしてその返答は・・。
プロパデルムって製造中止じゃないですか?
・
・
・
あっ、そ、そう言えば・・。
忘れてたー!!
ちゃんと、
アンテドラッグって何?アンテドラッグ一覧(マイザー他)。
の中でも、プロパデルムの横に(先発は製造中止)と書いてチェックしてたのに・・。
大した考えもせず、すぐに出し忘れだから出してもらわないとってことだけ・・。
こんなお知らせ去年来てたね。
製造中止で薬価もはずれた薬を疑義照会かけて出してもらおうとするとは・・。
後輩にも苦笑いされた・・。
隣の病院にはプロパデルムのジェネリックの採用がないので、結局、リンデロンV軟膏に変更となりました。
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