パキシルCRがPTPシートが取り出しにくい。らく錠くんで挑戦。

先日一包化に必要な薬をPTPシートから取り出す作業をしておりました。

私は”パキシルCR(25)”に手に取りました。
何となーくシートが硬いと聞いていましたが、実際にバラしてみてビックリ!

「硬っ!!」

たった28錠で、
親指の爪の付け根が痛くなりました・・。

イヤイヤイヤイヤイヤ何で?

グラクティブをバラしたときも相当硬くてビックリしましたけど、その時以来の衝撃。
グラクティブを軽く超える硬さ!!


とまあ、硬いにはきっと訳があるんでしょ!?

錠剤が脆いからPTPシートを硬くしたのか??

インタビューフォームを確認しましたが、そんなに脆そうではないですね・・。


じゃあ何で?

グラクソ・スミスクラインのHPを見てなぞはすべて解けました。


誤飲を防ぐCRSE包装・・。


パキシルCRの場合はプッシュスルータイプ。

要は、幼児が誤飲しないようにPTPシートを激硬にしてしまったとさ。


いやいや、これ高齢者から苦情殺到じゃない?

ただ、高齢者に開封の負担がかからないように包装の開封性を試験により確認してそうです。

その試験がなぞ。

年齢50~70歳の男女(3:7)100人に対し、包装容器および包装容器の開封説明書を与え、5分間包装容器について習熟させる。
その結果、90%以上の被験者が1分以内に1個以上を取り出すことができた場合、適合とみなす。


たいした高齢でもないし、1分に1個って・・。
しかも90%でOK・・w


誤飲防止に製薬メーカーが取り組んでいるのは大変ありがたいことですが、

他にレキップCRもこの包装とのことで、

パーキンソン病をお持ちの方への配慮はないのか??硬くする必要ある??

と思ってしまいます。


まだ、うちの薬局では患者さんからPTPシートが硬いと言われてないですが、皆さんの薬局ではどうでしょうか?

海外ではこの包装が標準とのことで、日本でもそうなるなら薬局では錠剤バラす機械が必要になりますね・・。


他にもいろいろ誤飲防止に努めているようなので、

STOP!誤飲 GlaxoSmithKline

をご覧になってください。


パキシルCRを『らく錠くん』という錠剤をばらす器具で挑戦してみましたが・・・。

らく錠くん

やっぱり今イチ・・。
レキップはサイズ的にも無理だわ。
この『らく錠くん』平たい錠剤だとばらしにくいですが、丸い錠剤なら相当力を発揮します。
糖衣錠はすごい爽快!!

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