意外と知らなかった当たり前すぎる薬のクイズ。利尿剤編。

使用頻度のメチャメチャ高い薬でも意外と知ってないなぁと思う。

当たり前すぎる薬が出ても、ある程度の効能効果、用法用量はわかっているつもりなので、いちいち添付文書何て見て確認しないですよね?

がっ!

たまに引っかかることがあり、添付文書を見て、

えっ!?

この薬の用法ってそうなの?

この薬ってこんなに飲んでいいの?

この薬の効能効果ってこんだけ?ん、こんなに?



意外に驚いてしまう・・。


知らないの私だけ?と思いつつ、最近驚いた当たり前すぎる薬についてクイズです。

まぁ、バカらしいと思うかもしれませんがぜひw


今回は利尿薬。


問題1

ラシックス錠(フロセミド)の用法用量の穴埋め。

通常、成人にはフロセミドとして(  1  )する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
腎機能不全等の場合にはさらに大量に用いることもある。
ただし、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

1、1日1回40~80mgを連日又は隔日経口投与
2、1日40~80mgを1~2回に分けて経口投与
3、1日2回40~120mgを朝昼食後に経口投与
4、1日1回20~40mgを朝食後に経口投与
5、1日20~80mgを1~2回に分けて経口投与
6、1日2回40~80mgを朝昼食後に経口投与


問題2

フルイトラン錠(トリクロルメチアジド)の用法用量の穴埋め。

通常、成人にはトリクロルメチアジドとして1日(  2  )を1~2回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ただし、高血圧症に用いる場合には少量から投与を開始して徐々に増量すること。
また、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

1、2mg
2、1~4mg
3、2~4mg
4、2~6mg
5、2~8mg
6、4mg


問題3

セララ錠(エプレレノン)の効能又は効果は?

ちなみに、アルダクトンAの効能又は効果は、
高血圧症(本態性、腎性等)、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、特発性浮腫、悪性腫瘍に伴う浮腫及び腹水、栄養失調性浮腫、原発性アルドステロン症の診断及び症状の改善

1、アルダクトンAと同じ
2、高血圧症
3、高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)
4、高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫
5、高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫
6、高血圧症、月経前緊張症


それでは、解答です。














問題1

ラシックス錠(フロセミド)の用法用量の穴埋め。

通常、成人にはフロセミドとして(  1  )する。なお、年齢、症状により適宜増減する。腎機能不全等の場合にはさらに大量に用いることもある。ただし、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

1、1日1回40~80mgを連日又は隔日経口投与
2、1日40~80mgを1~2回に分けて経口投与
3、1日2回40~120mgを朝昼食後に経口投与
4、1日1回20~40mgを朝食後に経口投与
5、1日20~80mgを1~2回に分けて経口投与
6、1日2回40~80mgを朝昼食後に経口投与


答えは

何となくループ利尿薬と言えば朝か朝昼って思ってましたが、通常は朝1回なんですね。
しかも40~80mg・・、20mgの方が多い気しますけどね。
さらに、連日又は隔日経口投与!こんな文言が・・w
私なら5を選んじゃいますね。きっと・・。


問題2

フルイトラン錠(トリクロルメチアジド)の用法用量の穴埋め。

通常、成人にはトリクロルメチアジドとして1日(  2  )を1~2回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 ただし、高血圧症に用いる場合には少量から投与を開始して徐々に増量すること。また、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

1、2mg
2、1~4mg
3、2~4mg
4、2~6mg
5、2~8mg
6、4mg


答えは

8mgも飲めたんだ・・。
2mg錠を4つ・・、イメージできないわぁ。
むしろ、最近はARBとの併用で2mg半錠か1mg錠ってのが多いかぁ。
私なら2か3を選んじゃいますね。たぶん・・。


問題3

セララ錠(エプレレノン)の効能又は効果は?

ちなみに、アルダクトンAの効能又は効果は、
高血圧症(本態性、腎性等)、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、特発性浮腫、悪性腫瘍に伴う浮腫及び腹水、栄養失調性浮腫、原発性アルドステロン症の診断及び症状の改善

1、アルダクトンAと同じ
2、高血圧症
3、高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)
4、高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫
5、高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫
6、高血圧症、月経前緊張症


答えは

セララが使用頻度の高い当たり前の薬っかて言われると・・。
まぁ、無理に作った問題なのでご勘弁を・・。

セララはアルダクトンAと作用はほぼ一緒ですが、アルドステロン受容体への選択性が高いので、他の性ホルモンの受容体にはあまり結合せず、女性化乳房などの副作用が少ないのが特徴。
適応外で慢性心不全に使われることもあるようですが、現時点での効能効果は高血圧症のみです。
その他、アルドステロン・ブレイクスルーによる蛋白尿や尿中アルブミンの排泄を減少させるなどの効果が期待されているそうな。
ちなみに月経前緊張症はフルイトランの効能効果です。
私なら3か4か5を選んでるはず・・。

皆さんいかがでしたか?
おそらく私は0点ですね・・。

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