トピナの適応外使用。片頭痛?過食症?てんかんへの単独使用?

17歳女性、神経内科。

Rp1 トピナ(50) 1T
    1日1回就寝前 7TD


私 「このトピナの処方の理由って何だろうね?」

と他の薬剤師に振ってみる。


新人君 「てんかんへの単独使用しか思いつかないです。」

薬局長 「片頭痛じゃないの?うーん、ファーストチョイスではないかぁ。」

後輩君 「うーん、過食症ってのは?でも、神経内科じゃないか・・。」


私 「ほーほー、どれもありそうだね。本人に聞いてみます。」


この方のトピナの処方理由は、


片頭痛の予防
の目的でした。


今まで、違う病院にかかっており、トリプタン系の薬を月に10錠以上服用していたとのこと。
一向に良くならないので、セカンドオピニオンとして隣の病院受診。


日本ではトピナ(トピラマート)片頭痛の保険適応ありません!!

なのに何でトピナ??

ってか効くの??


ガイドラインによれば、
トピナの効果は、日本で適応のあるデパケンやインデラルとほぼ同等の有効性が示されています。

大規模な比較試験では、
『月の発作頻度は、プラセボが1.1日減少したのに対し、トピラマート100mg/日で2.1日減少、200mg/日で2.4日減少したとの結果が出ています。』

なので、日本では保険適応がないにも関わらず、
推奨グレードは最も高い薬剤の1つとなっています。

って、プラセボで1.1日、トピナで2.1日・・、これで効いてんの??と思いつつ・・。

デパケンやインデラルの具体的な日数は調べてもガイドラインには記載されてませんでした。たぶん。

まぁ、有効性は同等ってことで。


何で片頭痛に効くのか?

片頭痛の原因の1つに、三叉神経への刺激が関与していると考えられていますが、
トピナは神経細胞の興奮性を抑制することで片頭痛を予防すると考えられています。


保険適応のあるデパケンでよくないですか??

そう思います・・。

ここからは推測ですが、
この方、けっこう体重がありそうだったので、食欲を抑える目的があったかも・・。

というのも、
『片頭痛もちの人は頭痛もちでない人に比べ、脂肪・油の多い食べ物、コーヒーやお茶の消費が多いことが報告されている。
片頭痛の有病率と肥満は相関しないが、片頭痛の慢性化には肥満が関与していることが示されている。』


こう言う理由も加味してのトピナの処方だったのかもしれない。
逆にデパケンは体重増える傾向にありますもんね。


にしても、新世代の抗てんかん薬は苦手だな・・。

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