眠剤の強さ比較。効果の長さじゃなくて?等価換算表。

58歳女性、精神神経科。

Rp1 マイスリー(10) 1T
    サイレース(1)  1T
    1日1回寝る前  28TD


「マイスリーは10だから1のサイレースより強いんでしょ?」

ー患者さんの状態ー
ここ最近薬の変更はなく、睡眠の状態もいいとのこと。
今回先生からサイレース自己調節してみるよう言われた。
薬はいつも通り出すので無理はしなくていいとのこと。

眠剤の強いの?弱いの?って質問けっこうされます。
それにミリ数で強さを決めつけてしまう方もけっこういますね。
この時は、

「成分が違うので単純にミリ数での比較はできません。
眠剤は強さというより効果の長さで使い分けされることが多いです。
今回の薬だと、効きはじめが早いのはマイスリーで長く効くのがサイレースです。」


と返答。


・・・強さってないの???

前に勤めてた病院の先輩薬剤師にも眠剤は強さじゃない!長さだ!
と教わりましたし、
『今日の治療薬』にも、『治療薬マニュアル』にも長さのことしか書いてない・・。
ベンゾジアゼピン系の抗不安作用の強さは書いてあるのに!
まぁ調べてみましょう!

・・・。


等価換算表

たるものを発見!!

やっぱり強さあるじゃないですか!!

稲垣中、稲田俊也向精神薬等価換算から抜粋させていただきました。
等価換算表とは薬の強さを表にしたものです。
数値が小さいほど強い薬となります。

例えば、マイスリー10mg=サイレース1mgと考えます。

成分名 商品名 等価換算
アモバルビタール イソミタール 50
エスタゾラム ユーロジン 2
クアゼパム ドラール 15
ゾピクロン アモバン 7.5
ゾルピデム マイスリー 10
トリアゾラム ハルシオン 0.25
ニトラゼパム ベンザリン/ネルボン 5
ニメタゼパム エリミン 5
ハロキサゾラム ソメリン 5
フェノバルビタール フェノバール 15
フルニトラゼパム ロヒプノール/サイレース 1
ブロチゾラム レンドルミン 0.25
ブロムワレリル尿素 ブロバリン 500
ペントバルビタール ラボナ 50
リルマザホン リスミー 2
ロルメタゼパム エバミール/ロラメット 1


・・・ん?
よく見ると、
ほぼ1錠=1錠だね。
規格が2種類あるにせよ、ほぼ1錠=1錠だね・・。
こりゃ、当たり前すぎて『今日の治療薬』には載せれないわ。


結論

もちろん眠剤にも強さはあるが、
だいたいどの眠剤も1錠当たり同じ強さになってる。
なので、結局眠剤の使い分けは効果の長さがメインになると思う。

興味があれば ブログ一覧 もご覧ください。