ホクナリンテープが途中ではがれたときの対応について考えてみる。

4歳男の子、小児科。

Rp1 アスベリンSy0.5% 4mL
    ムコダインSy5%   9mL
    1日3回毎食後     7TD

Rp2 ホクナリンテープ(1) 7枚
    1日1回


「ホクナリンテープって、

はがれたらすぐに新しいの貼っていいの?」

ー患者さんの状態ー
夜中の咳き込みがひどく嘔吐してしまうこともあるほど。
気管支喘息ではない。
以前にもホクナリンテープ使ったことあるが途中ではがれた経験がある様。
体重15kg。

おっ!この話しは日経DIで昔読んだことある。
この時は、

「貼ってから12時間以上経ってはがれた場合は、もうほとんどの薬が体の中にに入っているので、いつも貼ってる時間まで待ってから新しいのを貼ってください。」

と返答。


これは、2014年2月の日経DIに書いてありますね。
そこには、
『ホクナリンテープの健常成人における貼付12時間後の皮膚移行は、24時間貼付時の約85%に相当する。
そのため、貼付後12時間以上経過していれば、「お薬は体に入っているので、すぐに新しいのを貼らずに、次の時間になるまで待ってください。」と患者さんに伝えている。』
と書いてあります。

ただ、こう答えた直後にふと疑問が・・。


この説明だと、

12時間貼って12時間肌休めて、また12時間貼ってまた12時間肌休んで・・。

これでも良くないですか??



自分なりにもう少し詳しく調べてみよう!!


メーカーのHPにはがれたときの対応が載ってますね。

『貼付12時間後の皮膚移行は24時間貼付時の約85%に相当します。
この成績から、就寝前に貼付した場合、起床後にはがれても有効性に大きな影響はないと考えられます。
皮膚移行率から考えると、貼付後12時間を経てはがれた場合では再貼付する必要はないと思われますが、患者さんの症状に合わせ、先生の判断で再貼付される場合もあります。』

日経DIのと若干ニュアンス違いますが、やっぱり基本は再貼付の必要はないのね。


でもでも、
はがした後の半減期は約6時間ホクナリン血中濃度

こうなるはず・・。


血中濃度にだいぶ差が出てません?

てなわけで、
気管支喘息におけるモーニングディップと呼ばれる早朝の呼吸機能低下などの目的の場合は、その時間帯を目がけて血中濃度上げるので、そこを越えれば貼り直す必要はないかもしれませんが、
急性気管支炎なんかで、症状が続いてるなら貼り直した方がいいのではないでしょうか?
もちろん先生から指示がいただければそちらを優先で。

ちなみに、
『再貼付した場合でも経口剤より最高血中濃度が高くなることはないので問題はありません。』
とメーカーのHPにも日経DIにも書いてあります。

問題はホクナリンテープの枚数が足りなくなることですねw


ホクナリンテープを気管の上に貼りたがる人が多いよね。

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